2022年3月に水橋高校が閉校となる。
富山県の教育施策として体育コースを設け、競技力の向上やスポーツ人材育成に寄与してきた。
慎重に検討を重ねたうえでの決定であったと思われるが、非常に残念なことである。
今後は何らかの形で県のスポーツの発展に関わっていく事が望ましい。
私の思いとしては、学校教育施設から地域創生施設へと移行することを期待している。
新たなスポーツ・文化施設、地域コミュニティー施設、地域防災施設、宿泊施設(食事可能)などを備えた総合型の施設として生まれ変わることが求められる。
具体的な活用方法としては、体育館を富山グラウジーズの活動の拠点として、グラウンドにおいては人工芝を2面設置しサッカー競技の普及・強化に活かしていく。
校舎の使用については地域の人々の憩いの場として、子供食堂や学童保育の場として利用する。
また、200名以上収容できる宿泊施設として設置することで、富山グラウジーズに関わる選手やコーチの宿泊施設として活用する。同じように、サッカー競技においても、当施設を利用する関係者ばかりではなく、日医工スポーツアカデミーを利用する関係者の宿泊施設として利用することで、利用者数を大幅に拡大することができる。
長期滞在型のスポーツ活動が実現できる、魅力あるスポーツ施設を目指すことが重要である。
一方、予期せぬ自然災害が多発する現代において、防災施設としての大きな役割を担わなくてはいけない。
災害時における宿泊可能な緊急避難場所としての機能を備え、地域の重要な防災拠点として存在させることも必要である。
地域から未来を見据えた意見を関係機関に提案していきたい。