環境づくりは社会の課題

環境づくりは社会の課題

スポーツに関する相談を受ける中で、
「現在の環境で活動を続けることが、自分にプラスなのか疑問を抱えている。」
そんな問い合わせがありました。

自分の可能性をさらに高めたい。
チームが目指している方向性に違和感がある。
学校生活の中で納得がいかない部分がある。など原因は様々です。
それらのほとんどが、成長過程にある選手自身の問題であることが多いようですが、過度のストレスが自暴自棄な考え方に陥り、すべてを投げ出してしまうことがあります。
選手にとって大切な人生です。選手に寄り添いながら日々の生活を共に歩むことが求められます。
しかし、これらを社会の問題として捉えると具体的な対応策が必要になってきます。つまり、受け皿となる環境を準備しておかなければならないということです。

この問題に対して、奈良県の岡村学園 日本教育学院高等学校が広域通信制・単位制高等学校 普通科を新たに立ち上げられました。
サッカーコースを設け、人間形成を軸に自己実現をサポートしていく教育機関です。
昨年度より奈良県クラブユース連盟に加盟し、積極的に活動しておられます。
サッカーを通して、子どもたちが元気でたくましく成長していく姿こそが、サッカーにおける持続可能な目標であるように思われます。

著者について

スポーツイノベーショントヤマ editor