先日、富山市城址公園前の総合開発に関わる記事が掲載されていました。
富山市の今後の発展に大きな影響を与えることは間違いないと考えております。
今回の企画においては、宿泊施設、居住施設、スポーツ施設、商業施設などを備えた総合型の施設を提案し集客力の向上を狙っています。
以前、海外サッカーチームの招聘事業に関わらせていただいたときに、チーム側からプールを備えたホテルに宿泊したいとの要望を強く受け非常に困ったことを記憶しています。
当時富山県内にプールを備えたホテルが全くなかったからです。
今回の提案でこの問題も解消されますので、個人的には大変ありがたいと感謝申し上げたいところです。
今回の提案のポイントはスポーツ施設が組み込まれている点です。このスポーツ施設の利用については、
①宿泊客の方々が利用する
②スポーツエベントの開催
③コンサートや講演会などの開催
④研修会の開催
など幅広い活用方法が今後検討されるべきです。これらの事業によって新たな情報が発信され、さらなる発展につながることを期待します。
一方で過去にいくつかの事業が進められてきたにも関わらず残念ながら賑わいを取り戻すことができない現状があります。その原因は何なのか?
私見ではありますが、今回の事業だけではなく新たな事業を同時に展開することが大きな賑わいを富山市に定着させることにつながると考えております。過去の事業はすべて単一展開であり、そのエネルギーは数年で減衰したように思われます。複数の事業を同時展開しお互いにシンクロし合って新たな事業を次々に生み出していくことが最も重要であると考えます。
富山駅から城址公園周辺までの間に、市民や県民が誇れるもの、観光客に大きなインパクトを与えられるもの、幅広く企画事業に対応できる施設の建設無くしては、持続可能な賑わいを創造することは不可能であると思われます。駅周辺の有効利用地を見直し新たな事業へのチャレンジを行政、企業、県民が一体となって推進していくことが最も重要なことだと考えます。
スポーツの力で持続可能な賑わいを富山に育てましょう。
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